前回の村岡氏に引き続き、劇団 ハーベイ主宰で、正直者達9発目「深夜の正直者達」に客演してただく荒川大氏に、9発目の内容に絡めた文章を書いていただきました!
荒川さん、ご寄稿感謝です!
限界まで追い詰められると、社会人ってこんなモノ作っちゃうんですね。 僕も労働に追い詰められがちな人間ですが、 こんなぶっとんだ世界は書けないなぁ。 現に今もディープに徹夜した2日目の深夜にチキンラーメン食べながら書いててこれだもの。 あ~ラーメンに落とした卵がマジでおいしい。 このご時世だからと言ってコロナとか触れたりする気もないんですが、 コロナで深夜が消えたよね。 飲み会で「あと1杯」って言ってから3時間経った○次会とか、 その飲み会後に会社戻ってきて仕事やってた時代とか。 深夜に仕事していいことなんて一つもないんだけど、 朝までまだ3時間もあるなぁとか考えながらゆるゆるっと仕事してた日々も 今思うと悪くなかったね。 誰もいないフロアで自分の周りだけ電気付けて、 もう靴も靴下も脱いじゃってはだしでカタカタやってましたよ。 そんで気がついたらフロアの端っこの会議室に明かりが灯ってて、 中で気がふれた男たちが怪しげな儀式をしてるのを ドアの隙間からのぞき見ちゃうような劇ですよ、この劇は。 まぁだいぶ違うかもしれないけども。 オンラインにあげちゃったら誰かに怒られるかも知らないけど、 オフなんだからいいじゃんってノリも演劇っぽくていいですよね。 そんな立派なもんじゃないけど、 なんせてっぺん回ってんだから、そこは無礼講ってことで。
※なお、写真は劇団ハーベイ公演「スペース家族」(2017)の衣装に身を包んだ荒川大氏。